食べ放題でこの実力! 7種類の羊肉が楽しめる進化系ジンギスカン『めり乃』が旨い!

羊肉7種盛り。内訳は肩ロース、ラムタン、ラムモモ、ラムロール、マトンロース、ラムハツ、昔ながらのジンギスカン
羊肉7種盛り。内訳は肩ロース、ラムタン、ラムモモ、ラムロール、マトンロース、ラムハツ、昔ながらのジンギスカン | 食楽web

 ジンギスカンがブームとなり、料理として日本に定着したのは、昭和41年に始まった北海道のサッポロビール園の食べ放題がきっかけとの説があります。

 ジンギスカン人気の端緒が食べ放題だったからか、現在もお代わり自由のジンギスカン店が多くあります。そんな中、羊肉を7種類そろえ、ちょっと従来では考えられないクオリティを誇る食べ放題ジンギスカン店が登場しています。

 こちらのお店、開店1年足らずのうちに4店舗を首都圏に展開している『めり乃』。元はラムしゃぶの食べ放題のお店としてスタートしたのですが、新メニューとしてジンギスカンの食べ放題を初めたとのこと。価格もなんと3,480円 (税抜)! 驚きの価格です。というわけで、今回は、新宿の歌舞伎町店にお邪魔してきましたのでレポートしたいと思います。

 この羊肉が全てお代わり自由。モモや肩ロースなどのジンギスカンでよく見る部位のみならず、懐かしのロール肉(※)まであるのが素晴らしい。ジンギスカンのイメージ、このロール肉の人も多いのではないでしょうか?なお、現在はロール肉によっては品質が著しく向上し、高級なものも見られるようになりました。

※ロール肉とは、羊の肉を丸く形成し冷凍させたもの。昔はこのタイプの肉しかなかった

 また、ラムのハツやタンなど内臓系が入っているのも個人的にはポイント高し、です。以前はほとんどなかったのですが、最近羊の内臓も見る機会が増えました。実は羊肉の内臓系の美味しさはかなり優秀。食べ放題でこういった部位があるのは貴重なので、ぜひ皆さんに味わっていただきたいです。

だいぶ食べ進み荒れておりますが、大迫力のラムモモが真ん中に
だいぶ食べ進み荒れておりますが、大迫力のラムモモが真ん中に

 個人的におすすめは、「ラムモモ」です。分厚い肉をそのまま焼いて切り分けて食べるスタイル。羊肉は厚いほうが味わいが感じられるので、焼き過ぎにさえ気をつければ、羊の魅力を思う存分感じることができます。モモは、弾力があり脂身が少ないので「肉、食べてるな!」と実感させてくれる豪快な部位です。

クミンが入っている右の調味料が「めり乃スパイス」
クミンが入っている右の調味料が「めり乃スパイス」

 タレは2種類あるのですが、テーブルにあるにんにく、塩、めり乃スパイス(クミンベース)などを活用し、味の変化を楽しむのがオススメ。最後はうどんでしめる煮込みジンギスカン風、いわゆるタレ漬ジンギスカンです。

鍋の周りの溝が深くなっているので、野菜は焼くのではなく、そこに足した出汁で煮ます
鍋の周りの溝が深くなっているので、野菜は焼くのではなく、そこに足した出汁で煮ます

 ジンギスカンの多様性を表すようなエッジの立ったお店『めり乃』。これまでの、食べ放題の概念を覆す、満足感の高いジンギスカン、ぜひお試しあれ。

(撮影◎菊池一弘)

●SHOP INFO

店名:しゃぶしゃぶ 焼肉食べ放題 めり乃 新宿店

住:東京都新宿区歌舞伎町1-6-3 石塚ビル 3F
TEL:03-3232-1222
営:月~金: 15:00~23:30 土、日、祝日: 11:00~23:30
※毎月29日の「肉の日」は、曜日関係なく11:00オープン
休:なし

●著者プロフィール

菊池一弘

羊齧協会主席。羊肉を常食する岩手県遠野市出身の父の影響で、羊肉料理に親しんで育つ。北京留学中に現地の味に触れ、その魅力に開眼し羊好きの消費者団体「羊齧協会」を結成。本業は、イベントの開催・運営、場作りのプロとしてのアドバイザー業務などに携わっている。最近は四川フェスの運営団体麻辣連盟の幹事長も兼務。
http://hitujikajiri.com/