横浜にひっそりとオープンした、日本最小のワイナリー『横濱ワイナリー』に行ってきた!

横浜にワインがないのはなぜ?『横浜ワイナリー』誕生秘話

店内奥のステンレスタンクにはワインが貯蔵されています。こんなに間近で見学できるのも「都市型ワイナリー」ならでは
店内奥のステンレスタンクにはワインが貯蔵されています。こんなに間近で見学できるのも「都市型ワイナリー」ならでは

 冒頭でも書いたように、横濱ワイナリーが誕生したのは2017年11月。代表をつとめる町田佳子さんは、以前は民間の自然保護団体に勤めていましたが、「地元横浜に地ビールはあるけれど、ワインがないのはどうしてだろう?」と疑問を抱くようになり、これがワイナリーを作るきっかけになったそうです。

 もともとワイン好きだった町田さんですが、造り方に関するノウハウはまったくのゼロ。そのため一から独学で、ワイン造りを学んだそうです。

代表をつとめる町田佳子さん。「あれこれ手を加えないのがワイン作りのモットー。来年のワインがどんな味に熟成するか、今から楽しみです」
代表をつとめる町田佳子さん。「あれこれ手を加えないのがワイン作りのモットー。来年のワインがどんな味に熟成するか、今から楽しみです」

「ワインのことを知れば知るほど、日本の消費者がワインのことをあまりにも知らない現実が見えてきました。原料がぶどうだということを知らない人も少なくないんですよ。ワインはれっきとした農作物であり、その先には生産者の方々もいます。横濱ワイナリーはただワインを製造・販売する醸造所ではなく、生産者と消費者をつなげる場としても機能していければ…そんな思いからオープンにいたりました」(町田さん)

 現在、山形や山梨をはじめ、全国のぶどう農家とワイン造りに励んでいます。町田さんの熱意に、きっと生産者の方々も、ぶどう作りにより力が入るのではないでしょうか。

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 フランスやイタリアのワインは華やかな印象を受けますが、「ハマワイン」は、繊細な中にも一本芯の通った力強さを感じさせます。まさに日本ワインならでは。また、どれも低アルコール仕上げなので、アルコールが苦手な方でも楽しめるのとのこと。思い立ったらすぐ行けるのが都市型ワイナリーの魅力。仕事帰りにふらっと横浜まで足を伸ばしてみるのもおすすめですよ!

●SHOP INFO

横濱ワイナリー

住所:横浜市中区新山下1-3-12 鈴木ビル1F
営業時間:12:00~18:00
定休日:火曜
TEL:045-228-9713
https://yokohamawinery.com/