吉野杉を漬け込んだバーボン+強炭酸でつくる「杉香るハイボール」って何? さっそく飲んできた

吉野杉を漬け込んだバーボン+強炭酸でつくる「杉香るハイボール」を飲んでみた
食楽web

 たとえば居酒屋などで一杯目をビールにするかハイボールにするかは人により好みがわかれるところですが、近年はハイボール人気もあって、ベーシックなものからお店考案のオリジナリティあるものまで、バリエーションがより多彩になってきています。

 そんななか、吉野杉を漬け込んだバーボンをベースにした「杉香るハイボール」があるというので、さっそく飲んできました。

「杉香るハイボール」が飲めるのは横浜・野毛に本店を構え、横浜エリアはじめ都内にもさまざまな店舗展開をする「はなたれ」グループ。水揚げされたばかりの鮮魚や朝採れ野菜、選りすぐりのお酒が揃っているというのは全店舗共通していますが、お店によってそれぞれ個性を打ち出しているそうです。

 杉の香りのお酒というと樽酒のイメージ。なかでも吉野杉は日本酒の一大生産地である灘五郷では酒造りの樽材として重宝され、香り高い樽酒は古くから祝いの席でも人気です。(※灘五郷…兵庫県神戸市東灘区、灘区、西宮市を合わせた阪神間の一部地域の名称)

「杉香るハイボール」に使われるバーボンは香りや味わいのバランスがよく、心地よい飲み口が特徴的なジムビーム。これに吉野杉のスティックを詰めて2週間ほど漬け込んだものがベースです。吉野杉がバーボンに浸かっている様は、一瞬、果実酒や梅酒を彷彿とさせます。

 杉の香りが移ったジムビームを強炭酸で割ったハイボールには、マドラーのような吉野杉スティックが一緒についてきます。スティックが添えられているせいか、吉野杉の香りがダイレクトに感じられます。杉の芳香には緊張をほぐし、心を落ち着かせる効果があると聞きますが、まさに森林浴をしながら飲んでいるような錯覚すら覚えます。

 今回お邪魔した「酒と魚はなたれ 野毛一番街店」の店長・山下大翔さんに聞いたところ、杉の香りがクセになるのか、一度「杉香るハイボール」を飲むとリピートする人が多いのだそうです。

「あー、今日も一日おつかれさま!」という一杯目に吉野杉の香りでリラックスできるハイボール。飲みなれたハイボールもいいけれど、吉野杉漬けジムビームのハイボールをぜひお試しください。きっとクセになるはずです。

(取材・文◎笹森ゆうみ)

●DATA

取材協力「酒と魚はなたれ 野毛一番街店」