これぞ肉の王様! 吉祥寺に新上陸した「ファッツバーガー」の旨さはピカ一だった

新店舗では唯一無二の肉々しさを追求!

最高の組み合わせで提供するバーガー

 ちなみにこちらではバーガーは1種類しかありませんし、選べるトッピングもありません。
 どうしてでしょう? と、店長のレヴィン・ジョンさんに聞いてみると、

「ここのバーガーは日替わり、もしくは週替わりでやっています。じつは私たちは高円寺時代の7年間、お客様がパン、お肉、ソース、トッピングのすべてをカスタマイズできるメニューを出してきて、その組み合わせは何通りもありました。素材もソースもしつこいくらいこだわって1つ1つ手作りしていたのですが、やはりバーガーは“組み合わせの妙”というのがあって、いろいろ試した結果、私たちが“最高に美味しい”と思うバーガーを1つずつ提供していきたいと思ったんです」

 確かに、昨年の上陸系バーガーでカスタマイズできるお店がありましたが、選ぶ楽しさはあるものの食べてみたら「外した~!」なんてこともありました。ここのようにプロのレヴィンさんが追求してきた最高のバーガーを味わえるほうが断然いいと思います!

「ただ、うちではバーガーだけでなく、肉料理や面白いメニューをたくさん出しているんですよ。高円寺の店はカウンター7席と狭かったので、広い店になったことで、やりたかったことを今は全部やれるんです」とにっこり。

豪快な「ブリスケット」の塊肉をスライスして出す3種盛りの「バーベキューコンボプレート」2,000円も看板商品
豪快な「ブリスケット」の塊肉をスライスして出す3種盛りの「バーベキューコンボプレート」2,000円も看板商品

 まずはレヴィンさんがかつて住んでいたサンフランシスコの料理を出せるようになったこと。特に多様な人種が住んでいる地元の料理はダイナミックな肉料理をはじめ、各国の味が融合した“フュージョン料理”がとても面白いと言います。

「とくにアメリカのピットバーベキューと呼ばれる燻製料理に力を入れています。でっかい塊の肉を何時間も燻製して出すブリスケット(牛の肩バラ肉の燻製)やプルドポーク(豚肉の燻製)、スペアリブの3種のコンボプレートはぜひ食べてほしいです。その他にも“チーズバーガー餃子”や“アボガドの天ぷら”なども人気です」

タコストリオセット1,800円は、ビーフ、プルドポーク、エビのタコス、メキシカンライスとリフライドビーンズ付き
タコストリオセット1,800円は、ビーフ、プルドポーク、エビのタコス、メキシカンライスとリフライドビーンズ付き

 メニューには「国産牛のステーキ」や「オレンジチキン」「国産牛の切れ端串」なんていうのもあってまさに肉三昧。アルコールも豊富なので、みんなと一緒に「肉、肉、肉、肉、〆にハンバーガー」というのもいいかも! 店はレジがDJボックスに早変わりし、店長自らDJをやるそうなので、思いっきり楽しい時間を過ごせそうです。

(取材・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

Fatzs The San Franciscan 外観

店名:Fatzs The San Franciscan

住:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-25-12 Santa Fe B1-A
TEL:0422-69-2532
営:11:30~15:00、17:30~24:00
休:月
http://fatzs.jp