旨すぎ警報! 燕三条系新潟ラーメン『なおじ』東京一号店に行ってきた!

途中で飽きることも計算のうち

「なおじ名物 つゆなし」680円
「なおじ名物 つゆなし」680円

 前日は「背脂中華そば」をいただきましたが、実は、気になっていたメニューがもう1つありました。それが「なおじ名物 つゆなし」。

 お店の方が「野菜300g、麺300gで食べ応えありますよ」と言っていたので、ボリューミーであることは間違いないのですが、昨日の200gの麺もペロリといけたので、300gも軽く行けるだろう、と踏んで注文することにしました。

横から見るともやしの山です
横から見るともやしの山です

 登場した「つゆなし」は、こんもり「もやし&キャベツ」がそびえており、てっぺんにバラチャーシューが3枚のっています。昨日の「背脂中華そば」と打って変わって、かなりガッツリ系のイメージです。

「丼の下に醤油タレ、ラード、ニンニクが入っていて、上には背脂が入っているので、よくかき混ぜて食べてください」とお店の人。

 麺がモッチリと重いので、野菜とタレとを器からはみ出さないよう、かき混ぜるには、結構な力と細心の注意を要します。辛抱強く割り箸で格闘した結果が下の写真。

かき混ぜた後の「つゆなし」
かき混ぜた後の「つゆなし」

 ツヤツヤの“まぜそば”のような状態になったところで、いざ実食です。

「背脂中華そば」と同じく、極太多加水麺に特製のタレと油が絡まっているのですが、こちらは汁がないので、麺の美味しさと、野菜の甘みをダイレクトに感じられます。しかし、食べても食べても全然減りません。スープの助けがなく、麺も多いので、味が単調になり、飽きてきます。

 それを見ていたお店の人はにっこり笑って、「“つゆなし”の食べ方は、ある程度食べていただいたら、卓上の胡椒を入れたり、ニンニクやラー油、お酢を無料でお渡ししますので、“味変”をさせるのがポイントなんです」と教えてくれました。なるほど、いわゆる「油そば」の要領で食べればよかったんですね。

 そこで、まずは胡椒、次に酢とラー油をかけながらいただくと、これが面白いくらいするすると食べられるんです。特にお酢とラー油が最高! 最初から味変を見越したメニューなんですね。ちょうど良い塩梅で食べ終わりました。

「つゆなしがお好きな人は、もっと多い量も食べられるんですよ」と教えてくれたメニューが、「つゆなし野菜大盛り」(1,080円)。なんと「麺400g、野菜600g」の合計1kgあるそうです。ぜひ、どなたか挑戦してみてください。

 筆者が次に挑戦したいのは「なおじの味噌ラーメン」。新潟の農林大臣賞を受賞した日本一の味噌「奈良橋醸造」の味噌を使った魚介スープだそう。また食べにきます!

(取材・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

新潟発祥 なおじ 御茶ノ水店

店名:新潟発祥 なおじ 御茶ノ水店

住:東京都千代田区神田駿河台4-5-2
TEL:03-6273-7188
営:11:00~23:30
休:なし