ドーンと塊肉の“酢豚”が衝撃的！ 大阪・心斎橋『大衆中華酒場 若林』の名物「酢豚定食」が大人気の理由とは？

こんな酢豚見たことない！　塊肉の名物酢豚はどんな味？

『大衆中華酒場 若林』の中で看板メニューとなるのが、その物ズバリの名物「酢豚」。町中華と酢豚。もうこの組み合わせだけでおいしそうですよね。お昼時であれば単品と定食があるので、定食で注文したいと思います。

　しばらくして、運ばれてきたのがこちら。何も知らずに目の前にすると「酢豚？　これが？」と言ってしまいそうなヴィジュアル。

　お皿の上はステーキのような塊肉がデーン。その上にスライスしたレモンを乗せた状態で登場しました。しかも、定番の玉ねぎやピーマンなどの野菜の姿もなく、酢豚界の新種のような存在となっています。

　この酢豚、どうやって攻略するかというと、ナイフとフォークで切り分けて食べるとのこと。ますます見たことも聞いたこともない状況の酢豚となってきました。

　ちょっと不審気味に一口大に切り分けて食べてみると、お肉の中身は豚バラで肉厚ジューシー。餡の味付けは酸味少なめでやや甘口でフルーティー。優しい味付けなので、好き嫌いが少し分かれる酢豚でもこれなら万人受けしそう。小さなお子さんも大好きな味だと思います。

　ご飯との相性もバッチリで、オンザライスにして一緒に食べると幸せが口の中に広がります。また上に乗ったレモンはアクセントとして食べると爽やかさとほろ苦さで相性バッチリ。

　ステーキのように切り分け、レモンを乗せてご飯と一緒に食べる。こんな新しい酢豚の楽しみ方があるとは想像もしていませんでした。

もう一つのオススメは土鍋の麻婆豆腐

『大衆中華酒場 若林』で2枚看板ともいえるのが、こちらの麻婆豆腐。グラグラと煮立った小さな鍋ごと提供となっています。

　とろみのあるトロリとした麻婆豆腐は隠し味に八丁味噌を使っていて、シャープな辛さはあるものの、見た目から想像した辛さよりもグッと控えめ。ごはんにオンしてもビールと一緒にでもピッタリのテイストでした。

調査結果

　今回紹介した以外にも『大衆中華酒場 若林』ではいろんな一品料理が提供されています。インパクトあるヴィジュアルのメニューも多いのですが、食べてみると意外と優しい味付けの料理が多め。

　誰でもおいしく食べられるカジュアルなお店となっているので、大阪ミナミの食べ歩きコースに組み込んでみるのもオススメです。

（撮影・文◎けいたろう）