働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高！ と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き＆料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。
スティックサラダが好きだ。スナック感覚で食べられるから、というのも理由ではあるが、一番のお気に入りは野菜をディップにつける、というあの食べ方。ドレッシングをかけるサラダとはひと味違う、ディップと野菜それぞれの主張があるところがいい。
しかし、わざわざディップを作るのが面倒……なんて、せいぜい味噌マヨネーズを用意するのが料理ベタの関の山。なんかねえ、もうちょっと変化がほしいんです。
「野菜に合うディップはかんたんに作れますよ。ミキサーがあれば一瞬ですし、なくても火は使わないのでそんなに手間じゃないと思います」
相変わらず天の声を聞かせてくれる丸さん。今回は塩気の効いたオリーブ、クリーミーなアボカド、2種のディップを教えてもらうことになった。ホント材料を用意したらミキサーに入れてスイッチを押すだけ。ミキサーなしでも、刻んだりつぶしたりすれば5分でできる。ありゃまあ。せっかくなので、今回は「カブのグリル」と一緒にいただくことに。
まずは「アボカドと塩麹のディップ」から。カブの甘みとクリーミーなアボカドはぴったりの相性！ 続く「黒オリーブのタプナード」は、ほどよい塩気とニンニクが、みずみずしいカブとしっくりなじむ。味タイプの違う、この2種類のディップがあれば、いろんな野菜が楽しめそうだ。
「生野菜、グリル野菜、蒸し野菜、どれでも相性がいいのはもちろんですが、パンに塗って食べてもおいしいですから、多めに作って冷蔵庫に入れておくと便利ですよ」
ワインパーティの時に、バゲットに添えて出すとかよいのじゃないかしら？ チーズにちょっと乗せるのもいいかも……と、まだ自分で作ってもいないのに、勝手でステキな妄想が頭の中をぐいぐい駆け巡るのであった。
