【調味料】料理のレベルが格段にアップする秘密【3】イタリア食材編

本格イタリア食材店のソースを家庭で活用!

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本格イタリア食材店の
ソースを家庭で活用!

 週に1回、お昼に訪れる東京・本郷のイタリアン「ヴオングスタイオ本郷店」。なぜ昼なのかといえば、お得なランチをいただくためである。大盛りのサラダや濃厚な野菜のポタージュと5種類から選べる日替わりパスタが付いて1,000円。とくにさまざまな形のパスタと、本場イタリアの空気を感じるソースを毎回楽しみにしている。

 でも実はお得さはもっと他にもある。同じ本郷に同店系列のイタリア輸入食材のショップがあり、レストランで使用する食材やソースを購入できるのだ。「1度に2度美味しい」思いをするには、ショップの開いている時間に行く必要があるから、訪問は自然とランチ時ということになるわけだ。

 今日のランチは「イラクサ入りフィレイア」を使ったアーティチョークソースのパスタを選んだ。ミントの香りが爽やかで、ほんのりとした苦味、酸味が絶妙だった。「この食材たちをぜひ手に入れねば…」というわけで、会計を済ませると、その足で食材店に向かった。

 ついさっき食べた味が舌に残っているうちに、それと同じ食材を買うことができるというのはじつに楽しい。しかも店内には200種類ものイタリア食材がひしめいているので、「もっと他にも…」と購買意欲も倍増する。

イラクサ入りフィレイア1200円

イラクサ入りフィレイア1200円

アーティチョークのパテ 800円

アーティチョークのパテ 800円

肝心の使い方についても
丁寧にレクチャー

 商品の多彩さに加え、店長の武井隆さんが、イタリア食材についていつも熱心に話をしてくれるのも嬉しいポイント。味見をさせてくれたり、時にはコーヒーを振る舞ってくれたり。一般の輸入食材店では、商品について知識のないままに購入したはいいが、結局、半分も使わなかった、なんてことになりがちだが、武井さんはすべての商品の使い方やコツを丁寧に話してくれるので、確実なセレクトができて損がない。

 今回も、購入予定だったアーティチョークのパテについて、「パスタを作る際にパテを最後に絡めるだけで美味しいです。炒めずに絡めるのがコツです」「今なら菜の花を入れれば相性抜群です」「トマトソースパスタに最後に和えると香り豊かな料理になります」など、使い方をたくさん教えてくれた。

 さらに自宅でも本格的なイタリアンの味を簡単に作れるパテやソース、調味料ついて聞くと、人気の商品ベスト7を教えてくれた。

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1位:トリュフ塩(1594円)

1位:トリュフ塩(1722円)

サルデーニャ島産の苦味のない海塩に、薫り高い乾燥トリュフをブレンド。ふりかけるだけの手軽さでトリュフの風味を楽しめる。「まずは、スクランブルエッグにかけて試してみるとその上品な味に感激しますよ」(武井さん、以下同)

2位:アーティチョークのパテ(180g/800円)

アーティチョークのパテ(180g/800円)

イタリアでも美味しい野菜の産地として知られるプーリア州で採れたアーティチョークのパテ。ホールのままオイル漬けにされたものが多いが、これはアーティチョークにワインヴィネガーとにんにくを加えてペーストにしてあるので、焼いたバゲットにそのままのせるだけ、あるいは茹でたパスタに和えるだけでOK。「これからの季節、冷製のトマトパスタに合わせてもいいですね」

3位:バルサミコ酢 モデナ産 ランブルスコ(1527円)

バルサミコ酢 モデナ産 ランブルスコ(1500円)

1860年創業のイタリア・モデナ地方の老舗酢造社で、樫の木の樽でじっくり熟成された伝統的なバルサミコ酢。とくにこちらは、単一種のみで造られた8年樽のバルサミコの濃厚な味わい。「まずはシンプルにローストした肉や魚に最後にかけて味わって欲しい。芳醇な香りと甘味、コクで素材を引き立ててくれます」

4位 ポルチーニソース(1500円)

ポルチーニソース(1500円)

創業58年になるポルチーニ茸専門メーカーのポルチーニを使ったソース。「タリアテッレなどのロングパスタを茹でて混ぜるだけでも美味しいですし、クリーム系が好きな人は、生クリームを温めてこのソースと混ぜるのもいいですね。もちろん、ハンバーグ、チキンなどの煮込みソース、リゾットにも合います。当店ではイタリアのお米カルナローリ米も扱っておりますので、それでリゾットを作れば、まさに本場の香りがする一品になります」

5位:タルトゥファータ(1524円)

タルトゥファータ(1524円)

「タルトゥファータ」(画像左)は、イタリア産オリーブ、マッシュルーム、アンチョビなどとトリュフを細かく刻んでミックスした 日常の料理を簡単にセンスアップしてくれる芳醇な味の調味料。「パンやブルスケッタ、チーズにそのままのせて食べてもいいし、パスタを茹でてタルトゥファータを最後に入れれば高級な一品になります。他には、ベーコンとキノコ類を炒め、最後にタルトゥファータを入れて、オムレツの具にするのもいい。ハマりすぎて5~6個、大量買いしていくお客さんもいるんですよ」

6位:白トリュフ入りバター(2190円)

「白トリュフ入りバター」(上の画像右)は、濃厚なバターにパルミジャーノ・レッジャーノとアクアラーニャ特産の白トリュフを詰め込んだ最高級バター。「焼いたバゲットに塗るだけで十分美味しいですが、肉料理の仕上げや、茹でたジャガイモ、温野菜、スクランブルエッグなどに最後に加えるだけで、風味豊かな高級レストランの味になります」

7位:ドライトマトのパテ(1143円)

ドライトマトのパテ(1143円)

プーリアの良質なトマトから作られたドライトマトを使って作られた濃厚な味わいのトマトペースト。「まずはブルスケッタで。もちろんパスタソースにも合いますが、アサリのワイン蒸しやスパゲッティボンゴレなど、最後にこれを投入するだけで、イタリアのマンマの味になりますよ!」

 さて、いかがでしたか? 普段作っているパスタにほんのひとさじ付け足すだけで、本格的なイタリアンに大変身するこれらの食材。少々、お高くても絶対お得。すべて通販もしているので、ぜひ取り寄せてみてはいかが?

(取材・文◎編集部)

●SHOP INFO

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店名:直営販売ブオングスタイオ本郷店

住:東京都文京区本郷4-6-2
TEL:03-5615-8450
営:11:00~20:00
休:なし
http://www.apidea.co.jp/company.html

通販サイト
http://www.apidea.vg.shopserve.jp/