一晩限りの船上のカクテルパーティ「横浜カクテルクルーズ」が18日に開催！

「横浜カクテルクルーズ」が今年も9月18日に開催される。会場となるレストラン船「ロイヤルウイング」に横浜市内のバー16店舗が集い、オリジナルカクテルを振る舞う一夜限りの特別なパーティだ。

　非日常感たっぷりの船上を舞台に開催する「横浜カクテルクルーズ」。カクテルにちなんだイベントというとコンペティションスタイルが多く、カクテルやバーテンダーが主役というものも少なくない。

　実際、バーテンダーたちの振る舞いはかっこいいし、提供されるカクテルも格別だが、「横浜カクテルクルーズ」はよくあるカクテルイベントとはちょっと趣向が違うらしい。イベント運営の代表・坂本奈緒子さんに詳しいお話を伺った。

──2001年にスタートして、今年で17回目！　そもそもどういったきっかけで？

「当時、なにか横浜らしいイベントを開催したいと思っていたんです。横浜はバー発祥の地であり、横浜生まれのカクテルがあります。そして、港町、船上、JAZZ、夜景など、横浜のイメージや横浜を代表するコンテンツを意識していったらカクテルクルーズという形にいきつきました」

──横浜のいいとこどりですね。素敵な大人のカクテルパーティといった趣きでしょうか。

「単純にカクテルを楽しんでいただくだけのイベントとも違います。多くのカクテルイベントはバーテンダー単位で参加しますが、ここではバー（店舗）単位で参加するスタイルです。各店舗のバーテンダーたちが乗船して、その場でこの日のための特別なオリジナルカクテルを用意します。

　カクテルの知識がなくても問題ありませんし、カクテル以外のドリンクも用意しています。また、横浜といえば中華街ということで、船内厨房で作ったできたての本格的な中国料理を味わっていただけます」

──横浜のバーのカクテルとチャイニーズ。そして船上という非日常。デッキでハマの風に吹かれ、見渡せば夕景から夜景へと変わる空と海。そ、そ、そそられます。

「ジャズライブやブルースロックバンド、ダンスパフォーマンス集団などのステージもあります。毎年大人気の抽選会では横浜を代表する協賛企業様が豪華賞品をご用意してくださいます」

──随分盛りだくさんですね。

「まだまだありますよ。パーティの終盤にはドラァグクイーンお二人の審査による“ベストドレッサー賞”の発表もとても盛り上がります。この企画があることでおしゃれをしてくる方が圧倒的に増えました」

──審査員の好みが気になります（笑）。参加者がおしゃれして出かけたいと思えるイベントっていいですね。なに着ていこうかな（すでに行く気満々）。

「審査員の松阪牛子さん（写真右）とLobsang Nyima（ヨギニ）さんはこのイベントではおなじみのキャストで、毎年会場に花を添えてくれます。

　さらに今年は演出、カクテル、すべてにおいて一番輝いている“ベストバーテンダー賞”も新たに設けますので、バーテンダーの皆さんもいつになく気合が入っているようです」

──船上で繰り広げられるあれやこれやが濃密濃厚で、坂本さんのお話だけでも行った気分になってきました。あ、実際参加しないと味わえないことばかりですね。うーん、なに着ていこう（笑）。

「そうですね。今年はどんなおしゃれをしていこうかなと考える直前の楽しみもありますね。カクテルクルーズと銘打っていますが、主役はあくまでもお客さまですので思いのままに過ごしていただきたいと思います。

　バーテンダーさんとも気さくにお話ができますし、お気に入りのカクテルを見つけたら、後日ぜひお店にも足を運んでみてください」

　一夜限りのイベントで終わらせることなく、その後も横浜・神奈川のバーを楽しんでもらいたいという思いが伝わってくる。開催して今年で17回目を数える人気イベントには横浜のいいとこどりだけじゃない「横浜愛」が根づいている。

　イベントは9月18日。3連休の最終日。で、なに着ていく？