日本では社会現象にまでなった、鬼才デビッド・リンチ監督の手がけたTVドラマ「ツイン・ピークス」新シリーズが放映開始。久々に来日したデイル・クーパー捜査官こと、主演俳優カイル・マクラクランとご対面することに。ワイン片手に登場した彼は一体何を語る？
アメリカ北西部にある平凡な地方都市ツイン・ピークスで、花束のようにビニールで何重にも包まれた女子高生の全裸死体が発見される。それをきっかけに、のどかで平和に見えていた田舎町に潜む様々な悪事や入り乱れた人間関係、住民の秘密が暴かれていく…。
「世界一美しい死体」というキャッチフレーズで、バブル期の日本を熱狂の渦に巻き込んだアメリカのTVドラマの新シリーズ「ツイン・ピークス The Return」が放映開始された。
最終話で被害者であるローラ・パーマーが「25年後にまた会いましょう」と囁いた通り、前作の25年後から物語はスタートしている。
前作では学園のクイーンでありながらドラッグとセックスに逃避するローラ、幼少時から彼女を弄んでいるというキラー・ボブ、いつも丸太を抱えて離さないログ・レディ、黒い眼帯をした悲しげな主婦など、最後まで解かれなかった超常現象の謎と共に、フツーではない人物設定も大きな話題になった。
主人公であるFBI捜査官デイル・クーパーもそのひとり。「ダイアン」と呼びかけながら心に浮かんだ思いをテープに吹き込み、警察署内での捜査会議ではテーブルにドーナツを敷き詰めさせる。そして彼は道路脇にあるダイナーのチェリーパイとブラックコーヒーをこよなく愛し…。
そんなクーパー捜査官を演じた俳優カイル・マクラクランが、インタビューの約束の場所に颯爽と現れた。手にしていたのはコーヒーの入ったマグカップではなく、熊のイラストがついたワインボトル！？
