ダイエッターはもちろん美食家も唸る!究極の「ギルティフリースイーツ」を食べてみた

ダイエッターはもちろん美食家も唸る!究極の「ギルティフリースイーツ」を食べてみた
食楽web

ギルティ(罪悪感)を感じないスイーツとして、「ギルティフリースイーツ」が注目されているが、いま流行りのギルティフリースイーツは、いったいどこまで進化しているのだろうか。その実態に迫るべく、そのカテゴリーを極めた究極のギルティフリースイーツ「VEGGI de PAN」を取材してきたので、ご紹介したい。

 トータルダイエットカウンセラーの大西ひとみ氏が展開するスイーツブランド「h+diet」から今年発売された「VIGGI de PAN(ベジドゥパン)」は、小麦粉を使わないグルテンフリーかつ低糖質を徹底したパウンドケーキ。
 その味わいは、この毛色のスイーツには珍しい“しっとりめ”な仕上がり。パウンドケーキであることを忘れさせるほど贅沢に使われた野菜のボリュームは、まるでテリーヌを思わせるほど。口にふくんだ途端に広がる絶妙なハーモニーは、野菜や果物が持つ素材本来のパワーが織り成すものだろう。

 使用する食材は、大西氏が自ら足を運び、実際に食し選び抜いたこだわりの野菜やフルーツであり、すべてが完全無農薬、無化学肥料、使用する卵も有精卵にこだわるという徹底ぶり。甘味料は一切使わないかわりに、野菜やフルーツが持つ素材本来の甘味を生かすことよりスイーツを食べている満足感も味わえる。
 その味わいはまるで、ここしばらく忘れてかけていた「第三の味覚」なるものを呼び覚ましてくれそうな心地にさせるパワーを感じる逸品だ。

「ダイエットは美味しく楽しく食べること」
自身のマイナス24kgのダイエット経験をいかして

 テレビやラジオや雑誌などのダイエット特集の監修を手掛け、これまでにもダイエットレシピや関連アイテムなど、たくさんのヒット商品を世に送り出してきた大西氏だが、実は彼女自身もかつてはひとりのダイエッターとして食事制限には頭を悩ませていた一人だという。
 そんな自身の減量時代、何度も何度も食べることを我慢し失敗したダイエットの先に辿り着いた答えが、「ダイエットに効果のあるものを、楽しみながら食べること」。結果、78kgからマイナス24kgのダイエットを見事成し遂げ、現在に至るという。
 そんな長年の想いとこれまでのノウハウを詰めて立ち上げたのが、VEGGI de PANをはじめとするダイエットスイーツブランド「h+diet」だ。

 大西氏に、最大のこだわりを聞いてみた。
「野菜それぞれの食感を生かすために野菜のカットの大きさを考えています。また、野菜の香りをより生かすためにスパイスやハーブを使った方が良い場合と、使わないでシンプルに野菜の香りだけ作る場合と、毎回考えながら作っています。作る工程での苦労としては、柔らかいお野菜や、生の果物を使う時は形を崩さないように気をつけて混ぜ合わせるのが結構大変ですね」

 月に2回ごとに使用する野菜や果物も変わるので、定期購入をするのも楽しそうだ。

「作る工程での苦労は、柔らかいお野菜や、生の果物を使う時は形を崩さないように気をつけて混ぜ合わせるのが結構大変ですね。あとは美味しくできてみんなに喜んでもらえる笑顔を想像して愛いっぱいで作っています」

 農家の手によって大切に育てられた野菜やその他の食材を無駄にしないため完全受注生産の形をとり、購入者の手元に届くのは注文を受けてから2週間前後かかるというそのスタイルも、昨今問題視されているフードロス対策として有効的な手法のひとつと言えるだろう。

 秋も深まり食欲も湧いてくるこれからの季節、ウエイトコントロールの強い味方として、ヘルシーを極めたギルティフリースイーツを取り入れてみるのはいかがだろうか。朝食や小腹がすいてくる午後のおやつはもちろん、ちょっとした軽食にもおすすめだ。

(取材・文◎藤森もも子)

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