おめでたい席の食前酒は十二支の金ピカ盃で【酒器も肴のうち】

お酒をつぐ器、お酒を飲む器。酒器に思いを巡らせると、気になってくるのが、あの人のお気に入りやコレクション。あのお店のセレクションも見てみたくなる。酒器好きでお酒好きライターによる酒器折々、酒器こもごも。

【酒器も肴のうち】第6献。前回に続いて「御料理武蔵野」の店主・笠牟田さんにご登場いただきます。笠牟田さん愛用の酒器は義父さまが作陶したという茶碗でした。筆者からしたら「デカッ！」と感じるそれも、使う人が異なれば「ちょうどいい」ということになるのだから、酒器ってやっぱり面白い。そして、やっぱり肴になる。

　今回は、実際お店で使われている酒器についてのお話。なんでもお祝いの席に使って喜ばれる酒器があるという。それでは、さっそく拝見させていただきます。