【ヒミツめし】ガーリックオイルのせ茶碗蒸し|『つきじ左光』五味元祐さん【教えてください!】

プロの料理人をはじめとする、料理に長けた人がこっそり自分だけで楽しんでいるメニュー、通称「ヒミツめし」をライターが直撃。「え!? アレとソレが?」「想像できなかったけど、うまい!」驚きと料理の秘める可能性を引きだす、意外な組合せから生まれるマリアージュを、いいともスタイルのリレー形式でお届けします。ご自宅でもぜひお試しあれ!

【ヒミツめし】ガーリックオイルのせ茶碗蒸し|『つきじ左光』五味元祐さん【教えてください!】
食楽web

 前回ご登場いただいた、小料理屋『まめや』の女将、長谷川聡子さんから、ヒミツめしのバトンを受け取ってくれたのは、東京・築地駅からほど近い『つきじ 左光』の店主、五味元祐さん。蔵元まで足繁く通い、作り手の姿勢にまで触れながら選びぬいた日本酒と、それに合う和食が揃うお店です。教えてくれたメニューは「ガーリックオイル載せ茶碗蒸し」!?

「茶碗蒸しの本質は、出汁と卵のバランスなんです。そこにアクセントをつけられないかな、という狙いで、ごま油を少量垂らして食してみたのが始まりで。その味が面白いバランスだったため、研究を重ねてガーリックオイルをかけるスタイルにたどり着きました」。

 繊細なお出汁の風味を大切にしている茶碗蒸し。ガーリックオイルだとパンチが強いような印象もあるが、これがどうして、アオサノリの磯の香りと一緒になることで何とも言えない風味を醸し出すのだからプロの舌はすごい。

「自宅で茶碗蒸しを作るのが面倒、という人もいると思います。まずはレシピをもとにアオサノリ入りのガーリックオイルを作り、市販の茶碗蒸しにかけてみるだけでも風味の変化が体験できると思います。また玉子豆腐とガーリックオイル、というのも相性がいいのでぜひ試してみてください」。