蕎麦屋が開いた神楽坂のガレットカフェ。絶品「鴨のガレット」は、本場フランスのガレットと何が違う?

蕎麦屋が開いた神楽坂のガレットカフェ。絶品「鴨のガレット」は、本場フランスのガレット」と何が違う?
食楽web

 フランス北西部の郷土料理「ガレット」といえば、ご存知、そば粉を使ったクレープ。そのガレット専門店が今年9月、神楽坂の赤城神社裏にオープンした。名前は『galette cafeもが』。店主は、最上はるかさんである。

 そういえば、神楽坂と言えばガレットの超名店『ル・ブルターニュ』日本第1号店があるが、最上さんは、「そうなんですよ。でも、私、フランスに行ったことないので、本場のガレットは知らなくて。何やってんだって言われそうですね」とニコニコ。お茶目な方である。

 でも、最上さんだって、ミシュラン一つ星を獲得した神楽坂の『蕎楽亭』で大学生時代から修行をした本格的な日本蕎麦職人。6年前に暖簾分けをしてもらって始めた蕎麦ダイニング『蕎楽亭もがみ』の店主でもある。その店もすぐそばにあり、つまり今回のカフェは形態の違う姉妹店である。

「私の場合、日本のお蕎麦の香りや美味しさを表現していく中で、“ガレット”という手法があったんです。だから、ガレット生地を作る蕎麦粉も、お蕎麦同様、蕎麦の実を毎日、石臼で挽いているんですよ」と言う。そこで、本場フランスのガレットとどう違うのか、さっそく頂いてみた。