中毒必死! 東京・湯島『ホンカトリー』の“ふりかけ式カレー”とは?

東京・湯島で発見!中毒必至の『ホンカトリー』の“ふりかけ式カレー” とは?
食楽web

“ふりかけ式カレー”をご存知だろうか。いや、ほとんどの人が知らないだろう。なぜなら、湯島にオープンしたばかりの新スタイルのカレーなのだから。ちなみにカレー味のふりかけではない。最大の特徴はライスにあって、最初からオリジナルのふりかけがたっぷりかかっているのである。さらにその上にカレーをかけるという、すなわち二重ふりかけスタイル。このカレーがものすごくクセになる。毎日食べたくなるほど中毒になる。そんな驚きの“ふりかけ式カレー”を紹介しよう。

 そのカレーは、御茶ノ水、湯島駅から歩いて7~9分の、ものすごく目立たない場所にある。店名は『ホンカトリー』。今年5月にオープンしたばかりの新店だ。9席のカウンターのみのこぢんまりとした空間は、スパイスの香りが充満しており、店主・滝沢健二さんが黙々と仕事をしている静かなお店。

 メニューは黒板に描いてあるその日の2種類のみ。お茶もない、ビールもない。カレー2品だけで直球勝負である。

メニューは2品のみ。どちらも1,000円
メニューは2品のみ。どちらも1,000円

 ではさっそく注文してみよう。本日は「カツオ、タマリンド」でお願いします。

 まず先に出てくるライスに驚かされる。まるでふりかけご飯みたいなのだ。
 パキスタンのバスマティライスの上にちりめんじゃこやかつお節、ココナッツのフレーク状のオリジナル“ふりかけ”がたっぷりとかかっている。さらに、カボチャやナス、ゴーヤ、紫キャベツ、ニンジン、ヒヨコ豆のファラフェルといったおかずもたくさん! こんなカレーライスのライスを見たことがない。よく見れば、パラパラのお米の中にカシューナッツもちらほら。もう、これだけで楽しくなってくる。

こちらのライス。香り高いパキスタンのバスマティライスと、カシューナッツとココナッツミルクパウダーとコブミカンの葉を入れて茹でている。おかずのカボチャはスパイスの油で炒め煮し、黒い粒はブラウンマスタードシード。赤キャベツは、甘酸っぱく煮ている。ニンジンは、スパイスの油で炒め蒸しして沖縄のシリシリみたいに。ゴーヤはココナッツとかつお節、レモン汁で漬けたもの。白なすは焼いて、レモン汁につけている。ファラフェルは、ヒヨコ豆、玉ネギ、生姜、スパイスだけで丸めて揚げている。
こちらのライス。香り高いパキスタンのバスマティライスと、カシューナッツとココナッツミルクパウダーとコブミカンの葉を入れて茹でている。おかずのカボチャはスパイスの油で炒め煮し、黒い粒はブラウンマスタードシード。赤キャベツは、甘酸っぱく煮ている。ニンジンは、スパイスの油で炒め蒸しして沖縄のシリシリみたいに。ゴーヤはココナッツとかつお節、レモン汁で漬けたもの。白なすは焼いて、レモン汁につけている。ファラフェルは、ヒヨコ豆、玉ネギ、生姜、スパイスだけで丸めて揚げている。

 初来店の人は、大概これだけを食べそうになる。でも待って。今、滝沢さんがカレーを盛ってくれているから。気の早い人は、このライスを食べ始めてしまい、「カツオはどれですか?」「塩豚はどこに?」なんて聞く。滝沢さんが「まだカツオは行ってません」とカレーの器を差し出す、という漫才のようなボケ&ツッコミが繰り広げられる。

 カレーが登場する。昨日「メカジキ&アボガド」、一昨日は「塩豚」を食べた。どれもカレーのルーがたっぷり、大きな具がゴロゴロ。

こちらは、メカジキとアボガドにタマリンドが入った酸味のあるカレー。ベースは、玉ねぎを炒め、そこにヨーグルト、トマトの酸味とスパイスの効かせたとろみあるカレー。最初は酸味が心地良い印象で、後からじんわりと辛みが来る。
こちらは、メカジキとアボガドにタマリンドが入った酸味のあるカレー。ベースは、玉ねぎを炒め、そこにヨーグルト、トマトの酸味とスパイスの効かせたとろみあるカレー。
最初は酸味が心地良い印象で、後からじんわりと辛みが来る。