芦屋マダムが行列する精肉店の“ミンコロ”って?

大阪と神戸の間にあるご存知「芦屋」。「芦屋に住んでいる」、それはすなわち、関西人にとって「お金持ち」を意味する。そんな街に、マダムが行列する精肉店があり「ミンコロ」なるものがあると聞いた。一体どんなもの? というわけで、少々怖いもの見たさで覗きに行くことにした。

芦屋マダムが行列する精肉店の“ミンコロ”って?
食楽web

 芦屋の中でも特に有名なのは、六甲山の麓、高台にある「六麓荘(ろくろくそう)町」だ。セレブ度日本一とも言われていて、エリア内の道路には信号もない。電柱もない。マンションもない。自然豊かで閑静。ケタ外れの高級感が漂う。ちなみに町内会の入会金は50万円だとも聞く。神戸に住む筆者にとって芦屋は、近くても、こういった規格外の異空間のイメージが強すぎ、足を踏み入れることのない別世界だと思っていた。

 ところが、最近、芦屋の駅前に「芦屋の台所」を自負する精肉店があり、ミンチカツやコロッケに芦屋マダムが列をなすと耳にした。しかも2つを合わせて「ミンコロ」と呼んでいるという。あのマダムたちが、庶民の味方のコロッケやミンチカツに並ぶなんて。さらにアニメキャラのような愛称をつけるなんて。いったいどうなっているんだ!そこで、さっそく噂の精肉店『あしや竹園 芦屋本店』に行ってみることにした。