老舗ならではのこだわり!「TORAYA TOKYO」で夏季限定かき氷を堪能してきた

老舗ならではのこだわり!「TORAYA TOKYO」で夏季限定かき氷を堪能してきた
食楽web

 夏といえば「かき氷」が恋しくなる季節。ここ数年は、韓国や台湾発祥の“ふわふわ系かき氷”の専門店が巷を賑わせていますが、昔ながらのシンプルなかき氷が恋しくなることもあるものです。

 そんなときに訪れてほしいのが、室町時代後期に京都で創業した和菓子店「とらや」の菓寮です。とらやといえば、いまや日本だけでなく海外にも店舗を構える超一流店。国内では東京、横浜、御殿場、京都にだけ「虎屋菓寮」があるのです。

 虎屋菓寮では夏季限定で「かき氷」が提供されます。虎屋茶寮のかき氷には幅広い年代のファンがおり、この季節を楽しみにしている人も多いのです。定番の味から店舗限定のものまで、さまざまな種類を楽しめます。今回は、東京駅構内の「東京ステーションホテル」内にある「TORAYA TOKYO」でイチ押しのかき氷を3種類ご紹介しましょう。

40年以上の歴史があるとらやのかき氷の元祖は「氷あずき」

 とらやが菓寮をオープンしたのは、1973(昭和48)年にさかのぼります。1号店は銀座にオープンし、そこで翌年より夏季限定で提供されたのが「氷あずき」だったそうです。

 現在でも氷あずきはTORAYA TOKYO以外の虎屋菓寮全店で提供されています。小倉餡の上に和三盆糖の糖蜜をかけ、そのうえに氷をかくという“シンプル・イズ・ベスト”の極みのようなこのかき氷は、とらやのかき氷の原点ともいえる存在です。(京都は一部製法が異なります)

老舗ならではのこだわり!「TORAYA TOKYO」で夏季限定かき氷を堪能してきた

 ちなみに、今回お伺いしたTORAYA TOKYOは、2012年にオープンしました。駅舎のなかというロケーションもあり、壁には以前使われていたれんがの壁をそのまま使用している部分も多く見受けられます。ちょっとレトロで落ち着いた“喫茶店”のような空間は、同店ならではの設計だそうです。