豚肉が21枚！? 新橋ビジネスマンに愛される「豚丼」がスゴい！

質量兼備の豚丼特大に舌鼓。

　昨今、デカ盛り・メガ盛りを売りメニューにしている飲食店が急増中。食べ盛り男子を中心に人気なのかと思いきや、年配のビジネスマンや、なかには女性にもデカ盛り愛好者がいるようだ。

「デカ盛りなんて、質より量なんじゃないの？」

　グルメ志向の向きからは、こんな声も聞こえてきそうだが、何事も挑戦。実際はどうなのか、食べて確かめるしかない。というわけで、東京・新橋にある『豚大学・新橋店』に行ってきた。こちらは近隣のビジネスパーソンに愛される豚丼専門店。平日のランチタイムには行列ができ、OLさんなど女性客の姿もちらほら見られる人気店。ここに『豚丼特大』というデカ盛り界でも評判のメニューがある。

　上の写真をご覧いただきたい。丼の上にパッと花が咲いたように美しく配置された21枚の豚肉。炭火で焼いており、しっかりと火が通っている。焦げ目と香ばしい香りが食欲をそそり、この美味しそうな豚肉を心ゆくまで味わえると思うと、特大をオーダーしてよかったと思えてしまう。

　ごはんは丼の縁ギリギリまでてんこ盛りだ。まずは豚肉を1~2枚食べ、その隙間から見えるごはんに箸をのばす。うな丼のように、甘辛いタレが惜しげもなくたっぷりとかけられているのもポイントで、しかも丼の底までしっかりと染み渡っているから、最後の最後まで飽きずに楽しめるのも嬉しい。

　豚肉の凹んだ部分にタレがたまって水たまりならぬ“タレたまり”のようになっているのにも愛嬌が感じられる。豚肉はしっかりと焼き上げられているので、ややカリカリ感のある歯ざわり。余分な脂身もなく、美味しく食べることができた。

　筆者はおよそ6～7分で完食。満足感・満腹感ともに申し分ない。食いしん坊の方にはもちろん、スタミナをつけたいという方にもおすすめだ。

（文◎松本壮平）